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訪日中国人のインバウンド特徴

2019年の訪日中国人は959万人を超え、2015年と比較すると約2倍に増加しています。2019年、訪日中国人は一人あたり212,981円を訪日旅行時に使いました。2019年に訪日した中国人を年齢・性別ごとに見てみると、男性は30代、女性は20代が大きな割合を占めています。また、訪日中国人のインバウンド市場で特筆すべき点は「夏季の訪日数の多さ」「買物代の消費金額の多さ」「個人旅行FIT(Foreign Independent Tour)化」の3つです。

訪日中国人インバウンド市場、3つの特徴を解説

1.ハイシーズンは7月と8月、ひと月で100万人近くの訪日客も

訪日中国人の多くは夏季、7月と8月に来日します。2019年の場合、訪日中国人の約20%はこの2か月に集中しており、訪日中国人を対象としたインバウンド対策を行う場合は特に夏季を重要視するべきだと言えます。この時期に集中する理由は、中国では7月と8月が夏休みに当たるため、旅行人気も高まる傾向です。日本でいうお盆休みやGWのように中長期の休みを利用して海外旅行をする人が増えます。ただし、そもそもの訪日者数が多いため、国慶節や春節などの国家慶事のタイミングも見逃せないものと言えます。

2.半分以上の訪日中国人が初来日

ここ数年、都市部では多くの訪日中国人を見かけるようになりましたが、2018年の調査では約54%の訪日中国人が初来日でした。しかし、年々リピーターの割合が増えており、日本への旅行人気の高さがうかがえます。リピーターが増えるにつれ、行き先も都心だけでなく、地方へも大きく広がってきています。

3.消費金額の約半分は買物代、爆買いの勢い未だに収まらず。最近は「深度遊」も重要ワードに

訪日中国人の消費金額を見てみると、全体の約50%は買物代で占められていることが分かります。行き先についてはリピーターの増加に比例して多様性が見られるようになりました。特に最近ではまだ誰も行ったことがない・体験したことがないことを目的とした「深度遊」というワードがトレンドとなっており、地方都市への旅行や、着物の着付け体験や陶芸体験などの体験を楽しむ、いわゆる「コト消費」も急増しています。


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